ご存知ですか?! スコップ三味線
(2015年12月11日 ふみふみ)
「スコップ三味線」って、ご存知ですか? 私がスコップ三味線を初めて見たのは、今年11月に開催された安中市農業祭の会場でした。当日、スコップ三味線を披露してくれたのは、明るい色彩のはっぴ、たすき、腰ひもなどを身にまとったJA碓氷安中女性部の皆さん約20人。スコップを『三味線』に見立て、栓抜きを『ばち』にして、スコップの裏をたたきます。イベントでは、「浪花節だよ人生は」や「狙いうち」「きよしのズンドコ節」などの曲に合わせ、指揮者の合図でスコップ三味線を演奏(?)。迫力のある面白さがありました。
同部の代表者に話を聞きました。「JAのイベントで長野県松本市を訪ねた時、スコップ三味線の演奏を見たのがきっかけ。『みんなでやりたい』と思いました」。今年の4月ごろに藤岡で指導を受け、県内で2番目となる「スコップ三味線」の会を発足。月2回の練習を重ね、JA関係のイベントに参加して演奏しています。
シャベルに対しては、もっぱら掘ったり、雪かきに使ったりする道具という固定概念があったため…。スコップ三味線と聞いても、どうやって演奏するのか、最初はイメージがわきませんでした。「三味線のように弦があるの?」「スコップをどうするの?」と不思議に思いましたが、演奏を聞いてみるとすごく『ウキウキ』。これなら、だれでもできそうです。興味のある方、やってみたいという方は、練習を見学してみてはいかがですか? 同部の練習は、毎月第1・第3水曜日の午後1時30分~同3時30分。場所は安中市農協会館3階となっています。