企画展「よろいをまとった生きものたち」県立自然史博物館で開催中
群馬県立自然史博物館(富岡市上黒岩)で、第51回企画展 「よろいをまとった生きものたち」が開催されている。開催初日となった3月19日には1264人が同館を訪れ、親子連れなど多くの来館者でにぎわった。特に、エントランスで行われている「タッチプール わくわく! ドキドキ! よろいをまとった海の生きものにさわってみよう」(参加無料、申込不要、〜5/15まで)は大人気。同展は5月15(日)まで開催されており、期間中、タッチプールをはじめさまざまなイベントが予定されている。
タッチプールでは、オオグソクムシ、アメリカカブトガニ、ヒトデ、ウニ、ヒザラガイなどが入った水槽を設置。19日には、元葛西臨海水族園解説員の庄山由美さんによる特別解説も行われた。「オオグソクムシは、ダンゴムシの仲間。指先でやさしく触ってみて。丸まるかな? 丸くならないかな?」「ヒトデの体の中には小さな骨片がたくさんあって、それを上手に動かすことで、体全体を動かすことができるんだよ」。庄山さんの分かりやすい説明で、集まった子どもたちは実際に生き物とふれ合いながら生態や特徴を学習。「オオグソクムシ、泳ぐの速いんだね」「さわってみたら軟らかくて、でも、ちょっと硬かった〜」など、喜びと感動の声をあげていた。庄山さんによるタッチプール特別解説は、今月27日(日)にも予定されている。
この企画展のみどころは、生きているダイオウグソクムシやオウムガイ、ペルビアンジャイアントオオムカデなどの展示、中生代ジュラ紀の剣竜「トゥオジャンゴサウルス」の全身復原骨格化石の展示など、盛りだくさん。合わせて、戦国期の甲冑、資料なども展示され、大人も子どもも楽しめる内容となっている。同館教育普及係の月田典寿・副主幹は「実際に生き物とふれ合えるタッチプールの設置は、博物館でも初の試み。子どもたちだけでなく、大人の来館者にも楽しんでいただけているようです。企画展の期間中には、講演会や体験イベントなども予定していますので、ぜひ多くの方にご来館いただきたい」と話している。
【群馬県立自然史博物館】
群馬県富岡市上黒岩1674-1
TEL 0274・60・1200
開館時間 午前9時30分〜午後5時(入館は同4時30分まで)
※企画展中の休館日
3月22日(火)、同28日(月)、4月4日(月)、同11日(月)、同18日(月)、同25日(月)、5月19日(月)
観覧料 一般610円、高校・大学生300円、中学生以下無料
http://www.gmnh.pref.gunma.jp/index.html