市指定天然記念物 安中小学校の大いちょう

(2015年3月26日 ふみふみ)

 安中小学校校庭の正面玄関近くには、シンボルの「大いちょう」が悠然とそびえ立っています。同校の児童たちなら、だれもがよく知っている木、卒業生にとっては思い出深い樹木で、昭和48年5月11日に安中市指定の天然記念物になりました。同窓生が集まる場所を校庭の「大いちょう」にしたとのことを、以前に聞いたことがあります。
 このいちょうの木は、旧安中小学校の校庭にあったいちょうの木を、1908(明治41)年、校舎の新築落成記念として現在の安中小学校庭へ移植したものです。移植された当時は、高さが奈良の大仏ほどの約15mだったといわれていますが、現在の高さは約25m、根回りは約5mの大きさになっています。1本の木のように見えますが、7本のいちょうの寄せ植えだそう。
 根本を近くで見てみると、がっしりと大きく太く根が張っていて、まるで「どんな風雪にも負けないぞ」と言っているよう。葉がない季節だからこそ、幹や根の部分の力強さを余計に感じます。これからの芽吹き、新緑、そして紅葉も楽しみですね。

取材 : ボランティアサポーター・ふみふみ

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