?春色『和粉ろん』?『おすすめスイーツ』盛りだくさんの丸田屋総本店

(2016年3月31日 お使い アリさん)

 創業宝暦6(1756)年…。歴史ある安中の菓子店として知られる「丸田屋総本店」を訪ねた。数あるアイテムの中でも、特に人気が高いのは「生クリーム大福」だが、今回は春にふさわしいカラフルなスイーツを紹介したい。その名も「和粉ろん(わころん)」。「和」と「洋」のハーモニーが楽しめる『もちもち食感』のスイーツだ。

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 マカロンに似た風貌の「和粉ろん(わころん)」は、北海道十勝産の上質な小豆を使った自家製粒あんとバタークリームを、米粉、もち粉を使った皮でサンドしたもの。独特のもちもちした食感は、米粉ともち粉を使うことから生まれる。チョコ、いちご、アーモンド、ブルーベリー、抹茶の5種類(店頭価格・各170円)があり、それぞれに味わい、フレーバーが活かされている。

 このスイーツを考案した19代目店主、田村昌義さんは「厳選した良質の素材を使っているのはもちろんですが、そのバランスが最も大切だと考えています。『和』のあんと『洋』のクリーム、そして米粉、もち粉の皮のバランスが生み出す味わいを楽しんでいただきたいですね」と話す。2年ほど前、菓子の名前を決める際には、来店客らに『名前の付いていない菓子(和粉ろん)』と投票用紙を配って菓子名を公募。100通ほどの応募の中から、菓子のイメージにふさわしい「和粉ろん」に決めたという。

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 また、同店には、直接店を訪ねなければ味わえない、隠れた「人気スイーツ」も…。焼きたての「もちパイ」(170円)は、良質なバターを使ったパイ皮、もち、あんのハーモニーが、何ともいえない味わいだ。少し時間が経ってしまったら、お家のオーブントースターなどで温めると、風味、食感がよみがえるとか。また、注文を受けてから、たれをからめる「みたらし団子」(85円)もおすすめ。葛粉を使ったたれは、深みのある醤油の味とすっきりした甘さが調和し、毎朝焼く香ばしい団子との相性も抜群だ。安中を訪れた時には、ぜひ足を運んで、実店舗でしか味わえないスイーツも楽しんでほしい。

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【生クリーム大福の丸田屋総本店】
住所 : 安中市安中2−5−6
電話 : 027・381・3355
営業 : 午前8時30分〜午後7時30分 年中無休
※生クリーム大福、和粉ろんなど一部商品は通販可能
http://www.maruta-ya.co.jp

取材、撮影協力 : ボランティアサポーター・ふみふみ

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