市長に聞きたい『あんなこと、こんなこと、安中のこと』Vol.2

(2015年8月26日 お使い アリさん)

市長に聞きたい『あんなこと、こんなこと、安中のこと』
~サポーターが茂木英子市長にインタビュー Vol.2~

 県内初の女性市長となった茂木英子・安中市長。「市勢をわかりやすく身近なものに」をモットーとして活躍し、就任から1年を経た茂木市長に、当サイトのボランティアサポーターが話しを聞いた。茂木市長の安中市や市勢に対する思いを「安中はじめて物語」のコーナーで連載する。今回は第2回目。

 「何でも聞いてください」。ボランティアサポータの質問に、にこやかに答える茂木市長

 「何でも聞いてください」。ボランティアサポータの質問に、にこやかに答える茂木市長

安中の豊かな自然を生かして…

○ボランティアサポーター
 「市政を分かりやすく身近なものに」とされる茂木市長ですが、今年度事業のポイント、課題についてお聞かせください。

○茂木市長
 さまざまな課題があり、すべての課題や問題を一足飛びに解決することはできません。それでも『一歩ずつ進めていく』ことが大切。優先順位を考えながら一歩ずつ、また時にスピーディーに、しっかりと解決への道を探っていきたいと考えています。
 例えば、今年度の新規事業である「多文化共生推進事業 外国人総合窓口の設置」や「乳幼児2次健康診査事業」は、以前から『進めていかなければ !!』と思っていたこと。市企画課に設置した外国人総合窓口は、安中に暮らす外国人の方々に行政サービスの周知を行ったり、市国際交流協会の活動を支援する場です。また、乳幼児2次検診は、乳幼児健康診査で発達の遅れなどがあると思われる乳幼児やその保護者に対して、さらに手厚いサポートをしようという試み。2次健康診査では、医師や心理士などが専門的な診査や相談、アドバイスを行います。
 一方、これまでやってきた事業の見直しも行いました。育児支援事業の中で、育児ホームヘルパー派遣事業の対象は、これまで『双子以上』。このような条件では、出産直後でも使える方が少ないため、新生児、乳児を育てる方『全て』に拡大を図りました。1回、ワンコインで利用できるので、ぜひ活用していただきたいサービスです。

※注 : 安中市の育児ホームヘルプサービスを利用できるのは、「出産後1年未満の人」「育児、家事などができる家族がいない人」です。また、双子など多胎の場合は、出産後1年6か月未満の人が利用可能となっています。

○ボランティアサポーター
 それでは、今後「初めて試みたい事業、施策」はありますか? 

○茂木市長
 安中の「いいところ」について、豊かな自然を挙げましたが、その豊かな自然を生かした施策をやっていきたいですね。特に、自然エネルギー。水源地を持つ安中ですから「水力」には着目しています。今年、峠の湯が再建されますので、例えば、水力を使って駐車場の外灯をともすであるとか…。「あっ、これならウチの裏の川でもできそうだぞ」と思ってもらえるように、環境教育の一環にもなる形で実践していけたらいいと思っています。
 また、空き家の問題だけでなく「休耕地」についても、市町村でできることがあると思いますので、ぜひ取り組んでいきたいと思っています。

○ボランティアサポーター
 峠の湯の再開は、多くの人が待ち望んでいると思います。また、水力利用など自然エネルギーについての施策は、ぜひ進めてほしいですね。安中の自然環境に合った施策を実現していただきたいと思います。

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~次回Vol.3に続く~

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