市指定天然記念物「磯部神明宮のヒイラギ」

(2015年2月3日 トミーサト)

 今日2月3日は節分。この節分に関係する植物、ヒイラギについてご紹介します。安中市には市指定天然記念物のヒイラギがありますので、その木を見に出かけてみました。
 JR磯部駅方面へ向かう県道48号線沿いにある安中市立磯部小学校の東の塀沿いを進み、左折。校庭の南塀を右折すると、つきあたりに中磯部住民センターがあります。その敷地内(磯部神明宮の跡地)に植えられているのが、樹齢推定250年 高さ約11.5mの巨木「磯部神明宮のヒイラギ」。昭和62年2月27日に安中市指定天然記念物に指定されました。木わくに囲まれて、しめ縄で祀られてます。
 ヒイラギの葉はギザギザの形で棘がありますが、ここにあるヒイラギは老木で棘がとれて丸い形になっていました。節分には、ヒイラギの枝葉にいわしの頭を付けて、戸口にさすと悪鬼を追い払うと伝えられています。花言葉は「用心深さ」「先見の明」など、だとか。
 取材に訪れた日、たまたま住民センターの植木の剪定をしている方にお会いしたので、ヒイラギの管理についてうかがってみました。昨年(平成26年)の大雪で何本もの枝が折れてしまい、枝ぶりが変形してしまったとのこと。葉に害虫がたくさん付くので、年2回の消毒で駆除をしたり、根本に肥料を与えたり・・・。自治会の皆さんと、このヒイラギの老巨木を大切に守っていることを話して下さいました。仕事中、本当にありがとうございました。これからもずっ~と見守って下さいね。

取材 / ボランティアサポーター・トミーサト

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