「上州坂本宿綱引倶楽部」が全日本綱引選手権大会に出場
みんなで応援に行こう!! 市民綱引き大会 2月8日午前8時30分〜・松井田体育館
綱引といえば、運動会でやったことのある競技。安中市松井田町の「上州坂本宿綱引倶楽部」は、25年前から綱引競技の大会に出場を続け、2014年には群馬県の綱引選手権大会で優勝を果たしました。全国大会へ出場するには、普段の練習はどのように行っているのでしょうか。綱引にはどのようなルールがあるのかなど、競技としての綱引に興味がわき、普段の練習を拝見してきました。
練習は月・水・金曜の週3回、夜間に松井田町旧西中学校体育館で実施。体育館の片隅にグリーンの綱引用の専用レーンマットが敷いてあります。メンバー10数人は綱引用シューズを履き、腰にはベルトを着用。引き合いの練習、ウェートトレーニングなど持久力と瞬発力を高めるトレーニングを行っていました。また、引くロープに半分折ったマットを付け、その上に1.5㎏の重り3個と人が3人乗ります。選手の1人が重いマットを引き、タイムを測ったりしていました。
その後、練習はレーンマット上での綱引へ。4人対4人、3人対3人(正式は8人対8人)など、合図とともに引き合います。体勢が斜めに反り返るような状況、ロープの動きはほとんどないように見えました。少しでもどちらかの力が弱くなると、ズルズルと引かれて、靴がキュッキュと鳴り、尻餅をついてしまいます。これで勝敗決定。選手は「ハァハァ」と息を切らしています。そば見ていると動作がわずかなので、どの位力を使っているか分かりません。
休憩時、「綱引の魅力は?」と、選手の方々に聞いてみました。「練習もきつく辛い。でも、勝った時はうれしい」「綱引ばか?! かなぁ〜」「練習していくと自分の成長が分かり、レベルが上がる」と、楽しんでいるようでした。「ロープを引く手は痛くないのかナ?」と気になり、選手の手を見せてもらいました。手の平にはいくつものタコが・・・。
「綱引、かぁ〜」と思っていた私ですが、実際の練習を拝見したら、そんな印象はどこへやら。熱気が伝わる練習風景に、凄いなぁと感動しました。
同倶楽部は、来る3月8日、東京駒沢オリンピック公園体育館で開催される「全日本綱引選手権大会」に出場します。ぜひ皆さんも応援してください。
取材 / ボランティアサポーター・ふみふみ