あったか “ごはん” で地域と “つながる” ? 安中で「子ども食堂」スタート
(2016年7月21日 お使い アリさん)
全国的にも広がりを見せる「子ども食堂」の取り組み。安中市松井田町松井田のNPO法人Annakaひだまりマルシェでは、今月15日から「ひだまり子ども食堂」をスタートさせた。同法人では、この取り組みを今後も継続していくとし、原則毎月第3金曜日午後6時から「子ども食堂」を定期開設する。また、この活動を続けていくために必要な食材提供、協力ボランティア、寄付も随時募集している。
全国に300か所以上あるともいわれる「子ども食堂」は、子どもの孤食や貧困の問題を背景に、子どもたちに無料、または安価で食事を提供したり、安心して過ごせる居場所を提供する取り組みのことを指す。これまでも同様の活動はあったが、2012年ごろから「子ども食堂」の呼称で活動が広まったとされている。
15日、同法人のカフェスペースには25人ほどの親子が集まり、ボランティアらが作ったカレーライス、サラダに舌鼓。米、野菜などの食材は、地域の生産者や協力者から無償提供されたものばかりという。会場では、絵本の読み聞かせなども行われ、子どもも大人も、おいしい食事とともに楽しい時間を過ごした。「手作りのほかほかごはんを、みんなでおいしく“いただきます”」を合い言葉に開設された「ひだまり子ども食堂」。同法人の今村井子さんは「あったかい、手作りの“ごはん”を通じて、地域とのつながりを深めてほしい。子どもたちはもちろん、親同士や地域の人々が “つながる” 機会になれば」と話している。
次回の「ひだまり子ども食堂」開設は、8月19日(金)午後6時〜同8時。参加は、子ども無料、大人300円。問い合わせは同法人(☎027・384・3131)へ。