初不動の縁日 〜高齢者の信仰集める「ポックリ不動」〜

(2016年2月1日 ふみふみ)

1454031382092

 1月28日は下秋間寺山地区にある「聖(しょう)不動威怒(いぬ)明王」、俗称「ポックリ不動」の初不動の縁日。この日、年に一度だけお札がいただけると聞き、早速、でかけてみました。

 国道18号線から安中市立第一中学校入口方面に向かい、九十九川にかかる湯沢橋を渡って少し行くと、「聖不動威怒明王の由来」俗称「ポックリ不動尊」の看板が見えてきます。そこから急な坂を200mほど上ると、「聖不動威怒明王」の入口が…。さらに、下り坂の階段を降りると、聖不動威怒明王の石像が祀ってある社があります。駐車場もなく、普段はひっそりとしていますが、初不動の縁日は下秋間寺山地区の住民の方々が世話役をして、守り続けているそう。

 近年、「ポックリ不動」として知られるこのお不動様。「病まずに、ポックリ逝ける」と口コミで広まり、参拝に出かける人も多いと聞きます。初不動の縁日とあって、当日はたくさんの高齢者が参拝に訪れていました。以前は、100人ほどの人が参拝に訪れたこともあったとか。

 初不動に毎年訪れているという人に話を聞いてみると、「父の時代から継承しています。地域では高齢化が進んでいますが、みんなとこうして会えるのがうれしい」との答えが。世話役の方から、お札はもちろん、おいしい甘酒、お菓子などもいただきました。私も、お不動様に「健康でありますように」と祈願し、社を後にしました。

取材・文 : ボランティアサポーター ふみふみ

1454031371940

【広告】